xMAP® ジャーナルクラブ: マルチプレックスアッセイの有用性を示す最近の論文

がん、感染症から創薬、肥満に至るまで、xMAP® テクノロジーが研究プロジェクトを後押しします。

xmap journal club

研究者とその研究成果の影響力をたたえます

Luminexの社内では、お客様がいかに革新的であるかが話題にあがります。LuminexのxMAP® マルチプレックス技術を利用した研究プロジェクトでは、画期的な新しいワクチンや治療法、そして診断検査を実現するために、研究者の献身的な努力が必要であることを私たちは理解しています。

このような研究成果を称賛するために、四半期ごとに、xMAP® ベースのアッセイが成果をあげているプロジェクトやアプリケーションに焦点を当てた最近の研究論文を紹介する xMAP® ジャーナルクラブを立ち上げ、Luminexブログで紹介しています。私たちが感銘を受けたのと同じように、印象深い論文をブログの中で見つけていただけることを願っています。

がん研究

上咽頭がん患者におけるEBウイルス(エプスタイン・バール・ウイルス)IgA抗体とIgG抗体を同時検出するデュプレックス血清学的マルチプレックスアッセイの開発 論文はこちら(外部サイト)>

ドイツがん研究センターおよびその他の研究機関の研究者は、xMAP INTELLIFLEX™ システムのデュアルレポーター機能を使用して、がん患者におけるEBウイルスに対するIgA抗体とIgG抗体を同時に検出するマルチプレックスアッセイを開発しました。このアプローチは、費用対効果の高い血清学研究を可能にし、さまざまな抗体研究に対するデュアルレポーター機能の価値を実証しています。

治療効果が期待できる肺結節患者同定のための新しい循環自己抗体バイオマーカーパネルの開発 論文はこちら(外部サイト)>

この研究では、研究者は3つのコホートで新しい自己抗体バイオマーカーを測定するためのアッセイを開発し、最終的に肺がんスクリーニングのコンパニオン診断として肺結節のリスク層別化技術を開発しました。このプロジェクトでは、機械学習とタンパク質マイクロアレイも利用していました。

感染症研究

コレラ菌感染と症候性疾患の予測:システム血清学的研究 論文はこちら(外部サイト)>

『Lancet Microbe』誌に報告されたこの研究では、ワクチン接種または過去の感染に基づくコレラに対する予防免疫反応の間接的な指標として殺ビブリオ抗体を測定しました。研究チームは、xMAP® のカスタムアッセイを用いて抗原特異的IgGサブタイピングとIgアイソタイピングを行い、感染リスクの高い患者と低い患者に関連するバイオマーカーを同定するアルゴリズムを設計しました。

創薬研究

抗GPCR抗体のマルチプレックス選択性スクリーニング 論文はこちら(外部サイト)>

SciLifeLab(Science for Life Laboratory)とその他の研究機関の研究者は、GPCRのカスタムライブラリを標的とする400以上の抗体を検査できるマルチプレックスアッセイを開発することで、抗GPCR抗体を識別するという課題に取り組むことを目指しました。この研究成果は、GPCRエピトープの免疫原性を明らかにし、他の科学者が関連する自己抗体をより正確に検出したり、新しい治療法を設計するのに役立つ可能性があります。

マウス肺線維症モデルにおける低分子介在性OGG1阻害は肺炎症と肺線維症を抑制 論文はこちら(外部サイト)>

『Nature Communications』誌に掲載されたこの論文では、研究者は、 機能不全修復プロセスに関連する間質性肺疾患のモデル化にマウスを使用し、DNA 修復タンパク質である OGG1 が肺線維症の優れた治療標的となり得ることを実証しました。 研究チームは、xMAP® アッセイを使用して、マウスのサイトカイン応答を測定しました。

肥満研究

母体肥満による胎児単球の抗菌反応の鈍化 論文はこちら(外部サイト)>

カリフォルニア大学アーバイン校と共同研究機関の研究チームは、妊娠前の肥満が臍帯血単球の感染病原体に対する反応を抑制することを発見しました。研究チームは、xMAP® アッセイを用いて単球サンプルのケモカインとサイトカインを測定しました。

変形性関節症患者の滑膜における肥満によって定義される分子エンドタイプは、線維芽細胞サブセットを治療標的とする理論的根拠を提供 論文はこちら(外部サイト)>

このプロジェクトでは、英国の研究者は変形性関節症患者の4つの分子サブグループを特定し、肥満が罹患した関節の炎症状況を顕著に変化させることを発見しました。研究チームは、滑膜組織の線維芽細胞から遺伝子、タンパク質、代謝産物を測定するために行われた多くの検査で、xMAP® アッセイを使用しました。

xMAP® テクノロジーが使用された70,000報を超える論文がこちらから検索できます。

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xMAP® マイクロビーズは研究用試薬です。体外診断用医薬品としての使用はできません。

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Dominic Andrada, M.S.
シニアマネージャー、サイエンティフィックアプリケーション

Dominic Andradaは、Luminex Corporationのライセンステクノロジーマーケティングチームのサイエンティフィックアプリケーションのシニアマネージャーです。 製品開発、マーケティング、事業開発、バイオ医薬品研究などの領域で20年以上のキャリアを持っています。バイオマーカーの発見と革新的な免疫プロファイリング戦略の発見に xMAP® テクノロジーを活用するための共同研究の開発に注力しています。Dominicは、カリフォルニア大学サンディエゴ校を卒業後、ワシントン大学で薬学の修士号を取得しています。