マイクロキャピラリーフローサイトメトリーによる高精度の細胞カウントと生存率の測定

Posted on by Katie Gillis

マイクロキャピラリー方式フローサイトメーターのGuava® Muse™ セルアナライザーや Guava® easyCyte™ システムを用いると、他の技術と比較して、一貫性のある堅牢な結果を簡単に取得でき、信頼性も向上します。

細胞カウントは、さまざまな生物学的アプリケーションに不可欠ですが、広範囲の細胞種や濃度において正確で再現性の高い測定を行うことは困難な場合があります。特にオペレーター間の測定値のばらつきは、従来の細胞カウント技術に共通の問題です。

とりわけ、細胞の特性評価、発現、機能、ELISpotまたはサイトカイン産生アッセイの測定前においては、サンプル条件を確認するために細胞カウントのプロセスで生存率の評価が必要となる場合が多くあります。そのため、とくに細胞カウントツールが死細胞と死に至る細胞を正確に区別できない場合、条件が複雑になり、測定が困難になります。

マイクロキャピラリーの方式のフローサイトメトリーは、レファレンスビーズを特に必要としません。そのため、細胞カウントと生存率の情報を同時に取得するためのより優れたオプションを提供します。フローサイトメーターは、数百または数千の細胞のデータカウントを迅速に提供し、さまざまなサンプル濃度や細胞種に対して一貫した測定値を生成します。特に、オペレーター間での測定値のばらつきが少なくなります。

信頼できるパフォーマンス

定期的に細胞カウントや細胞生存率評価を行っている研究者にとって、フローサイトメトリーは、さまざまなニーズとアウトプットに対応するソリューションですが、最新のカウント技術を使用することにより、ワークフローの改善、サンプル量の削減、より信頼性の高いデータの取得といったメリットを得ることができます。

Luminexは、合理化されたワークフローをサポートするために、Guava® Muse™ セルアナライザーとGuava® easyCyte™ システム向けに開発したGuava® ViaCount™やMuse™ Count＆Viabilityキットを提供しています。このキットには、細胞カウントや生存率の定量分析に必要なすべての試薬が付属しています。

これらのキットを使用すれば、特別な培養条件や凝集しやすい細胞株であっても、幅広い細胞株について高精度で正確な測定が可能になります。本キットは、有核細胞のみを染色する核染色色素と、死細胞と死に至る細胞を染色する2種類のDNA結合色素の透過性の違いを利用して、わずか20µLほどのサンプルで生細胞と非生細胞を区別することができます。この独自の色素の組み合わせで、生細胞、アポトーシス細胞、死細胞を識別でき、培養条件と細胞生存率に関するさらなる知見を得ることができます。さらに、上記の核色素を行うプロセスで、デブリは結果から除外されます。

Guava® テクノロジーによるこれらの高精度かつ簡便なアッセイは、広範囲の細胞濃度において、血球計算盤のカウントやインピーダンスベースのカウントと比較して正確であることが示されています1。さらに、トリパンブルー色素排除法よりも迅速で信頼性の高い代替手段を提供します。

手間のかかる細胞カウントはフローサイトメーターに任せてはいかがでしょうか。 細胞分析ワークフローにおけるGuava® Muse™およびGuava® easyCyte™ プラットフォームの機能についてはこちらのアプリノート（日本語翻訳版）をご覧ください。

Read the cell count application note here. hbspt.cta.load(128032, ‘21929553-76e4-4135-9d74-b8b1747574d5’, {“useNewLoader”:”true”,”region”:”na1″});

この製品は研究用機器です。体外診断用医薬品としての使用はできません。研究用試薬と併せてお使いください。

References:

  1. The Muse Cell Count & Viability Assay Provides Improved Accuracy and Precision for Cell Counting and Viability Measurements Across Multiple Cell Lines. Luminex Corporation. 2020. Available from: https://lmnxja.acscreativedev.com/?wpdmdl=40154.

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