イメージングフローサイトメトリーで白血病の検出感度が向上

イメージングフローサイトメトリーは、血液がん検出における感度向上とワークフローの自動化を実現させます。

白血病をより深く理解しモニタリングするためには、ハイスループットかつ高解像度のツールが必要とされています。この組み合わせは、がん遺伝子の存在や染色体の異常数を検出するために頻用される従来の蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)のプラットフォームではあまり例がありません。

通常、FISH法では標準的な顕微鏡を使用してFISHスポットを測定します。このアプローチは、慢性リンパ性白血病(CLL)の検出に役立ちますが労力を伴い、1サンプルあたり100〜200個の細胞の評価が限界です。また、一般にFISH法は、細胞種の決定に必要な細胞表面のイムノフェノタイピング検査を欠いています。

幸いなことに、イメージングフローサイトメトリーは、多くの分野、特にこの白血病の分野での研究を強化および合理化するために必要な解像度とスループットを提供します。

イメージングフローサイトメトリーで染色体カウントを自動化

Luminexの Amnis™ ImageStream™X Mk II イメージングフローサイトメーターは、CLLの検出に関連する染色体カウントのプロセスの自動化に役立つほか、マルチプレックスアッセイでイムノフェノタイピングが可能です。システムのプラットフォームは、被写界深度を拡張すると、FISHスポットカウントの際に蛍光感度を落とすことなく数万個の細胞を観察できます。測定イベント数が多いほど結果のデータセットはより強固で有用になります。さらに、ImageStreamのソフトウェアを使用すると、検証済みの分析テンプレートを保存し、専門家でなくてもサンプルの測定ができるようになります。

オーストラリアの研究者たちは、CLLに関連する12番染色体の重要な変化を検出するImageStream イメージングフローサイトメーターの能力を評価しました。そして、その結果を報告した論文でイメージングフローサイトメーターを「強力な新手法」と称しました。西オーストラリア大学の上級著者であるWendy Erber氏が、この研究について魅力的なTEDx talk (YourTube動画)を行いました。

がん細胞の分析研究を拡大

イメージングフローサイトメトリーが血液がん細胞分析の研究にどのように役立つかについて詳しく知りたい方は、オンデマンドウェビナー「イメージングフローサイトメトリーと血液がんの染色体分析」をご覧ください。
*視聴には登録が必要です。

フローサイトメトリーが役立つ多くのアプリケーション分野の詳細については、フローサイトメトリーのビデオライブラリーをご覧ください。

Learn more about the Amnis ImageStreamX Flow Cytometer here. hbspt.cta.load(128032, ‘0152472d-190a-40e7-8782-7ea99a8089bf’, {“region”:”na1″});

Amnis™ ImageStream™X Mk II イメージングフローサイトメーターは、研究用機器です。体外診断用機器としての使用はできません。研究用試薬と併せてお使いください。

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