ビーズベースのマルチプレックスアッセイにより、従来の免疫原性試験を効率化

免疫原性試験の結果を損なうことなく、時間と費用を節約

創薬および医薬品開発パイプラインでは、免疫原性、または免疫応答を産生する身体の能力を測定することは重要なステップです。ワクチン開発中の強い免疫反応は、感染症に対する防御が達成されたことを示しています。しかし、バイオ医薬品の開発においては、免疫原性の兆候は抗薬物抗体の産生を示唆しており、これが有害事象を引き起こしたり、薬剤の有効性を制限したりする可能性があります。

従来の免疫原性評価方法には、ELISAや電気化学発光法があります。多くの場合、これらのアッセイは段階的な方法で行われますが、時間とコストがかかる傾向があります。また、複数のアッセイを使用すると、凍結融解の繰り返しや頻繁なサンプル処理により、信頼性の低い結果が得られる可能性が高くなります。

マルチプレックスイムノアッセイは、これらの障害を克服し、時間とコストを節約しながら、少ないサンプル量で、信頼性の高い結果を得ることができます。

96-well ELISA plates vs. 96-well xMAP plates

xMAP® テクノロジーで、信頼性の高い結果、複数の抗体やアイソタイプの同時検出、最適な免疫応答データを取得

従来のイムノアッセイや核酸アレイと比較して、xMAP® ビーズベースのアッセイは完全な液相で行われます。固相基質との相互作用がないため、反応が迅速で理想的な多項目測定です。

1ウェルで最大500項目を同時検出するxMAP® テクノロジーは、高い感度と特異性に加えて卓越したスループットを実現し、研究の幅を広げることができます。自動化されたワークフローで、試薬と貴重なサンプルを節約できるだけでなく、ハンズオンタイムが大幅に短縮され、1度の測定で抗体の複数のアイソタイプを簡単に研究できます。

xMAP® テクノロジーを使った免疫原性研究の特長

  • ハイスループット:xMAP アッセイでは、抗体および抗薬物抗体の複数のアイソタイプを含め、最大500項目を1つのウェルで一度に測定することが可能
  • 少量サンプル:1ウェルでより多くの項目を同時測定し、貴重なサンプルを節約
  • 信頼性の高い結果:感度、特異性、再現性に優れ、アッセイ内精度と信頼性の高い結果を提供
  • 経済的:複数の低スループットアッセイの代わりに1つのアッセイを実行することで、時間とコストを節約
  • カスタマイズ可能なワークフロー:xMAPテクノロジーは柔軟性のあるオープンアーキテクチャを採用しているため、既製キットの使用だけでなく独自のアッセイ開発も使いやすい設計を採用。Kit Finderを使って、ワクチン開発や創薬のための様々な免疫原性試験キットが検索可能

効率的な免疫原性試験

Immunologix Laboratoriesの研究者が、クローン病のバイオ医薬品の解析にLuminexマルチプレックスアッセイを使用して免疫原性試験を効率化した方法を、最近のWhite Paperでご覧ください。

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